じぇぼむのソロコンサートに寄せて


人生の最推しグル、GOT7のリーダーじぇぼむのソロコンサートに行ってきました。

このブログを書いているのはコンサートから一夜明けた翌日ですが、どうしても感情がぐちゃぐちゃなまま収まりどころがなく、拙いですが文章に落とし込んでみようと思います。

 

D-DAY2022112日(水)。週の真ん中ど平日に、豊洲PITでの開催でした。

今回はなんと12部公演。15時からの部と、19時からの部の2回に分けての公演でした。

 

ワールドツアーが発表され、その中に日本公演が含まれていてしかも豊洲PITだと知った時は、驚きと嬉しさとありがたさで飛びあがりました。

豊洲PITでじぇぼむを??どんなに席が遠くても肉眼で顔が視認できるぐらいのキャパでじぇぼむのソロコンを???

もっと大きな会場で迎えてあげたかったという気持ちもありましたが、とにかくじぇぼむに会える、3年ぶりにGOT7のメンバーに会えることに心が踊りました。

 

当日になってもまだ現実味がなく、ふわふわとした気持ちで会場にたどり着き、開始直前になってどっと緊張が押し寄せてきました。どうしようどうしよう、こんなに久しぶりに至近距離でじぇぼむのパフォーマンスを見て心臓が持つだろうか。

 

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会場に入ると、BGMで当たり前のようにGOT7の曲達が流れていました。もうそれだけで嬉しくて泣きそうになってしまい、PAGEが流れたタイミングで音量が一段と上がって会場が暗くなって、心臓がぎゅっとなりました。

 

オープニングアクトのジョンハンくん(綺麗な歌声のシンガーソングライターで、終始会場に向かってにこにこ手を振っていてとても可愛かった)のパフォーマンスが終わると、スクリーンに短いVCRが映し出されて会場が暗転、Switch it upのイントロが流れてじぇぼむがステージに出てきました。

 

Tに白のパンツ、白のジャケットを羽織って出てきたじぇぼむが歌い踊っていて、本当に出てきた........じぇぼむだ.....と思いながら目が釘付けになりました。

まだ頭がぼーっとしていたけど、歌声の素晴らしさとステージの上での華やかさ、ダンスのキレは健在で、時々ペンライトを振るのも忘れて吸い寄せられるようにステージを見つめていました。

曲の途中で楽しそうに笑いながらパフォーマンスしてたものの、まだこの時は本人も緊張していたようで、3曲披露した後のMCでも、不安なので通訳さんを連れてきました、と言いながら簡単なMCも韓国語で話してました。

 

最初のMCが終わったあと、Count On MeB.T.Wを経て、個人的にSOMO: FUMEのアルバムの中で1番好きなFAMEをやってくれます、イントロでめちゃくちゃテンションが上がりました。

じぇぼむの魅力、シック&セクシーを体現したようなSOMO: FUMEのアルバムの中で一際明るいバイブスを持っているFAME。このぐらいから緊張もほぐれてきたようで、弾けるような笑顔で高音のサビをのびのび歌うじぇぼむを見て、本当に日本に来て目の前でステージをやってくれているんだ、という実感がようやく湧いて、ちょっと泣いてしまいました。ステージが光に包まれているような感覚でした。

 

その後のMCで、次はスペシャルなステージがあります~って言いながらおもむろにサングラスをかけ始めて、なんだなんだと思っていたらまさかの日本語曲HMMMMが始まりました。HMMMM...............

 

HMMMM2018年に日本で出したNew EraというEPに収録されている曲で、じぇぼむ&べんべん&よんじぇという珍しい組み合わせのユニット曲でした。当時も本当に大好きで、タイトル曲のNew Era500倍よく聴いていた記憶があります。

メンバーもかなり気に入っているようで、べむが韓国語バージョンでリリースしたいとも言っていました。作詞作曲はもちろんじぇぼむ。

 

さらに日本語曲が2曲続いて、ラインナップは「離さなければ...」と「吐息」でした。

「離さなければ...」は2016年発売のHey Yahという日本アルバムの収録曲、「吐息」は2019年発売のじぇぼむ&ゆぎょむのユニット、JUS2のアルバムFOCUSJapanese Editionの収録曲です。作詞作曲はまたまたもちろんじぇぼむ。

めちゃくちゃマイナー!!!マイナーすぎない??

 

このマイナーな3曲を見て、本当に好きでやりたい曲を考えて持ってきてくれたんだな、と思えて嬉しかった。それからこれは私の拡大解釈なので真意はわかりませんが、じぇくがイル活に参加しなくなった後の6人の曲を1曲も入れていなかったのも、もしかして意識してくれたのかもしれない、と思ってじんわりしました。

「離さなければ...」でじぇくの声が会場に流れた時に、まともにじぇくの声を日本の会場で聞いたの何年ぶりだろうと思ってまた泣きそうになりました。重ね重ね真意はわからないけど、ありがとうねリーダー。

 

日本語曲を3曲続けて披露すると、お着替えタイムを挟んで満を持して直近のカムバタイトル曲、go UP!!

ここからBe Yourselfのアルバムの曲を立て続けに披露していくのですが、SOMO: FUMEと比べて明るくて暖色のオーラを持った曲が多いアルバムなので、幸せな雰囲気に包まれる時間でした。Fountain of YouthだったかLivin'だったか、レインボーの照明の中じぇぼむが1人でステージを歩きながらにこにこ客席を眺めて歌っていて、陽だまりの中みたいでした。

あったかくて明るい曲をにこにこしながら歌っているのを見ると逆説的に涙が出てくるので、あんなにハッピーだったのにずっと泣きそうでした。

 

Holydayが終わると、事前に運営から伝えられていたサプライズの時間。Rocking Chairのイントロが流れて、みんなで「じぇぼま、私達のところに帰ってきてくれてありがとう」というスローガンを掲げながら「JAY B おかえり!!」と叫びました。

 

運営が決めた言葉をファンが一斉に掲げそれに嫌でも(肯定的な)反応しなくてはいけない、という構図、推しが居心地悪くならないだろうか、と勝手に気を揉んでしまうので(私自身がサプライズ好きじゃないのもあり)いつもこういうサプライズが少しだけ苦手なんですが、今回それに対するじぇぼむの反応があまりにも真面目でくらくらしてしまった。

 

一言一句を思い出せるわけではないけれど、日本のファンには申し訳ない気持ちがずっとある、色々と大変なことがあったじゃないですか?と言葉を濁しながら、それでもずっと待っていてくれて本当に感謝している、正直こんなにお客さんが来るなんて思っていなかった、ありがたい。と、あの落ち着いた喋り方と神妙な顔で何回も謝っていました。

 

「大変なこと」というのは2017年にじぇくがイル活に参加しなくなったこと、ワールドツアーに日本が組み込まれなくなったこと、JYPとの契約が終わるに伴って前触れなく終了した日本FCのこと、コロナでそもそも対面コンサートが出来なくなってしまったこと、JYPを出たことで前ほど頻繁にカムバもツアーも出来なくなったこと、などなど色々なことを含んでいたんだと思うけれど、久々に会えて嬉しい!ありがとう!というテンションで充分なのに、そんな真摯な向き合い方してくれるんだ、と思って、くそ真面目なじぇぼむらしいな、とまた心臓がぎゅーっとなりました。

 

その後も、「僕がメンバーの中で最初に日本でソロコンをすることになったから、上手くやらないと、他のメンバーが日本でやりやすくなるように頑張らないと、と考えていました。僕が心配することじゃないですが、他のメンバーが来た時もあたたかく迎えてあげてください。」と言っていて、ソロで来ていてもこの人はずっとグループのことが頭にあって、常にリーダーとして立ち回るんだなあと思ってまたちょっと泣いてしまいました。そんなことわざわざMCで言わなくてもいいのに本当に実直すぎる。

 

最後のコメントが終わってRocking Chairを歌う前には、この曲がみんなの慰めになったらいい、明日からも 살아봐요 と言っていて、その言葉がずーっと頭に残っています。

上手く訳せないけど、明日からもなんとか上手く生きてみようね、一緒に頑張ろうね、と言ってくれているようで、また泣きそうになりました。

 

がっせの曲は、力強く引っ張りあげてくれるというよりは、隣で肩を組んで背中をさすってくれる友達のような優しさがあって好きなんですが、同じものを感じました。

 

その後のアンコールではまさかのがっせメドレー、がっせメドレー!!?

しかもPAGE→Teenager→Breath→Thursday→NANANAとかいうこれでもかというほどの全部乗せメドレー。

ゆるゆるとダンスを踊るじぇぼむの周りにがっせのメンバーが見えてまた泣きそうになりました(ずっと泣いている)。

 

最後はGo Higherでぶち上げて締め。

終わったあとは放心状態で、この2時間後に第2部ですか!!!?の気持ちでした。

同行してくださったのんさんが、初めて見たけど本当によかった、声がすごくてかっこよくてお茶目で可愛かった、とべた褒めしてくれてすごく嬉しかったです。初見の方に推しを褒めてもらえる嬉しさを噛みしめました。

 

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1回ひと通りパフォーマンスを見ているから1部よりは落ち着いて見られるだろうと思ったものの、席が10列以上ステージに近くなったせいで全然動揺は収まりませんでした。本当に近かった...

 

基本の流れは1部と同じでしたが、緊張がほぐれたのか勘を取り戻したのか、簡単なMCは通訳さんに頼らず自分で日本語で話していました。がっせ時代から当たり前のように通訳さん入れずに自分達で日本語MCしてたけど、本当にすごいことだよね、しかも今回は3年ぶりの日本公演なのに。

 

実は12部公演が発表された時はじぇぼむの体力面をかなり心配していたのですが、声も1ミリも枯れておらず悠々とパフォーマンスしていて全くの杞憂でした。よかった~

 

最後のサプライズは1部と同じだったんですが、最後に新しく、運営が作ってくれたメッセージ動画が流れました。

その後のじぇぼむのコメントで、彼はまた謝っていて...。声出しがOKだったら死ぬほど大声でアニヤー!!!!!って叫んでいたと思います。「自信がないというわけじゃなくて、こんなにずっと応援してくれるなんて皆さんはすごいなと思います。なんで僕がそんなに...。と思う瞬間もあります、僕は模範生じゃないじゃないですか。」と言ってて、本当にこの人は~~...。客観的に見て、1人の人間をこんな長い期間応援し続けてくれるなんて...と思うのは分かるけど、応援してくれてありがとう、でいいのにそれを口に出しちゃうところがじぇぼむらしいなと思いました。

 

空白期があると思うけどまた戻ってくるから~というようなことも言っていて、頭ではわかっていたけど本人の口から空白期という言葉を聞くとどうしようもなく寂しくなってしまって、その流れでRocking Chairをやったもんだからボロボロ泣いてしまいました。Rocking Chairではステージの真ん中の淵に座って、たまに客席を見渡しては柔らかく笑っていて、もしかしたらこの人に次会えるのはすごく先になってしまうのかもしれない、と思うと色んな感情でぐちゃぐちゃになりました…。

 

それでも、いつも通りGo Higherを最後に持ってきて楽しい雰囲気で締めてくれたじぇぼむのおかげで、明るい気持ちで終わることが出来ました。

 

最後に

 

ソロとはいえ久々の推しグルの現場、終わった後は感情のゲージが限界突破してぐったりでした。

 

知ってたけど、じぇぼむのパフォーマンスは本当に本当に最高で、突き抜ける声もキレキレのダンスも、ステージが引き締まる華やかさも、硬派に見えて実は茶目っ気が溢れて可愛いところもみんな健在でした。

じぇぼむの声はいつ聴いてもまっすぐな光の矢みたいで、脳天に突き刺さってはパチパチして、終盤は致死量を浴びすぎてボロボロの串刺し状態でした...

 

じぇぼむは今回もアイドルだったし自分でもアイドルとしてのアイデンティティをすごく大事にしてくれているのだけど、いわゆるidol(偶像)という手の届かない感じは全くしなくて、どこまでも地続きな存在だなあと再確認する時間だった。

 

2部に同行してくれたしゅにちゃんが公演後に言っていた、「じぇぼむさんは剥き出しだよね」という言葉が1番しっくりきたかもしれない。

「アイドル」としての理想像は見せられなくて申し訳ないけど、どうかありのままの自分を見て欲しい、そして願わくばそんな自分を愛して欲しい、と意識的にずっと言っている人で、マイナスに取られるかもしれないことでも、心の底をこちら側にいつも晒してくれる。2部のMCでも「そのままの僕を好きでいてくれていてありがたい」というようなことを言っていたし、「僕は模範生じゃない」と言っていたのも、今回のアルバムコンセプト、Be Yourselfも、まさしくそんな考えが根底にあるんだと思う。

 

ステージ上で開放的に弾けるじぇぼむも苦しそうに歌うじぇぼむもみんな、イムジェボムという本人の魂が剥き出しになっていて、私達と同じ世界線に生きる人間なんだなぁと意識する瞬間が何回もあった。私はじぇぼむがあがせのことを親友と言ってくれるのが大好きなんだけど、そうやって同じ場所にいようとしてくれるところが安心するのかもしれない。

 

でもアイドルという職業をしている中で、不特定多数に対して「これが本来の自分だ」と提示し続けるのはきっと消耗することだし、ある意味自分から逃げ道を断つことでもあるから、茨の道なんだと思う。人一倍繊細で思い詰めるところがあるからきっと今までも沢山傷ついてきただろうに、それでもそういう生き方を選んでいるところがこの人の魅力だし、余計応援したくなる理由なんだと思った。

 

そんな剥き出しの魂が、単なるパフォーマンスのクオリティの高さを越えて、琴線に触れるのかなあと思ったコンサートだった。こんなものを2時間(合計4時間)も浴びてたら情緒がぐちゃぐちゃにもなると思いました、うん。

 

 

不器用で真面目で実直で、ロマンチストで心の機微を人一倍大事にしていて、責任感が強くてメンバー想いなじぇぼむが改めて大好きになりました。本当に参加できて良かった。

 

どうかどうかこれからも幸せで、優しいものに囲まれて花の道だけ歩いて欲しい。じぇぼむのこともGOT7のこともずっと応援しています。ありがとう。

 

おしまい