レイさんのペンミがでっかい愛だった話

 

225日、国際フォーラムで行われたレイさんのペンミに行ってきました。

 

私は20152017年頃EXOにハマっており、特に2016年は狂ったようにコンテンツを漁っている時期がありました。その時からレイさんのダンスは大好きで、いつかこの人のパフォーマンスを生で見れたらいいな〜と思っていた、約7年後、ついに!日本でのペンミが発表されて小躍りしながらチケットを取りました、マジで嬉しかった。

 

第1部 ライブパート

ペンミか〜何するんだろな〜と思いながら向かいましたが、蓋を開けると2時間半の超大作。しかも最初の1時間はぶっ通しで曲を披露してくれました、ほぼコンサートでした。会場ではペンミ用のペンライトが売っていたのでそれを買って持っている人もいましたが、EXOの白鈍器を持っている人も結構たくさんいたし、中国語話者の人もかなり多くて、あ〜エリ含めて色んな人が見に来てるんだ、と思って不思議な気持ちでした。

 

2階席だったので至近距離でレイさんのダンスを見ることは叶いませんでしたか、その距離感でもわかるキレと重さにぶち上がり続けていました。クランプというダンスのジャンルを知ったのもレイさんきっかけだったな...しみじみ....  

 

しかも、ダンスはもちろんバキバキに踊るわハンドマイクで全部生歌だわ、ピアノ弾き語り、パッドにその場で生打ち込み、ラップ、バラードなど全部1人でやっていて、圧倒されてしまいました。特にBOSSめちゃかっこよかったな....レーザー演出最高でした。正直レイさんのソロ活動はあまり追いかけておらず、知ってる曲と知らない曲がまちまちだったんですが、1人とは思えない存在感で会場を掌握していて、もっとデカいアリーナクラスで見るべきでは???となりました......(実際SNSでよく見る大陸でのコンサートはアリーナ規模が多いし、てか大陸じゃ大スターだし.....)  

本当にかっこよかった〜、33歳とは思えないキレで、めちゃくちゃプロ意識を感じました。中国の伝統楽器(ひょうたん笛というらしい)の披露や、京劇をモチーフにしたパフォーマンスもあって、意識してるんだな...と思っていたら、MCで本人が中国の伝統文化とポップカルチャーを組み合わせた表現をしたいと言っていて、中華のエンタメ産業の中でやっていく矜恃みたいなものも感じてしまってグッッとなりました。私が雑追いしかしなくなった頃から、この人は大陸の芸能界で第一線を走り続けてるんだもんなあ、とそんな感慨がありました。

 

そしてその後のMCで何よりも驚いたのが、韓国語と中国語を混ぜて喋りだしたことでした。当然中国語メインだと思っていたら韓国語も普通に喋っていて、忘れてないんだ....の気持ちと、EXOコンテンツで見てたレイさんだ.....になってなんか泣いてしまいました。

 

一旦パフォーマンスの時間が終わってはけた後、モニターで結構な尺のインタビュー映像が流れたんですが、内容がかなり良かったです、というかレイさんが凄く良いこと言ってた。(なのに字幕の字が小さすぎて、2階席みんな身を乗り出すか双眼鏡取り出してて、運営 怒 になった内容細かく覚えてないのでぜひ後日出して欲しいんですが、「努力の捉え方が変わった。前は努力というと「全部」を頑張らなきゃいけないと思っていたけど、今は運と選択も大事だと考えるようになって、その時が来た時に掴めるように努力することが大事」というようなこと(うろ覚え)を言っていて、普通に染みてしまったし、努力努力再努力が座右の銘だったレイさんが努力の捉え方が変わったと言っていたのが印象に残りました。それから、「成し遂げたいことを100階建てのビルと考えた時、実力は1番下の基礎の部分を担っていると思う」と言っていたのも、ストイックなレイさんらしいな...と思いました。直前のバチバチのパフォーマンスによって、これらの言葉が有無を言わさない説得力を持っていたのもめちゃくちゃかっこよかったです。まじで全部人生訓だったので映像出して欲しい、頼む。

 

第2部 ペンミパート

そのインタビュー映像の後、MCの方が出てきて所謂「ペンミ」っぽい時間が始まりました。

レイさんの最近の写真、質問コーナー、ゲームコーナーなど色々あったんですが、さっきまであんなにかっこよかったレイさんが終始ぽわ〜ぱや〜という感じでとても可愛かった.....このふわふわ感は健在なんだなあと思ってそれも嬉しかったです。とにかく可愛かった!んですが!端々にこの人の優しさと百戦錬磨の貫禄を感じて、またパフォーマンスとは別角度でやられてしまいました。

運営側とMCの方とレイさんの三者間であまり流れの擦り合わせが出来ていなかったのか少し進行がもたつくところがあり、その時に「初めてだから僕達も緊張しています〜」「色々上手くいかないこともあると思うけど許してくださいね」と優しくフォローするレイさん、、、、

終始ふわふわはしているんですが根底にはどっしりした余裕があって、相変わらずマイペースなんだけどそこにはレイさん生来のゆったりした雰囲気があって、それがファンの笑顔を引き出していて、そこがとても良かったです。何年もやってきてるんだもんなあ、と、これまでのレイさんの軌跡を改めて噛み締めました。

それから、ランダムダンスでウルロンとコミベビをやってくれて..........................................あの............................ウルロンが流れた瞬間、会場では歓声というかほぼ悲鳴が上がっていました(わかる)  レイさんがEXOの曲踊るの生で見れたんだ.....という実感が後からじわじわ湧いてきて、振り覚えてるんだなあ、というか体に染み付いてるのかな...とか、色々思いを馳せてしまいました。それから、客の歓声で特定のデシベルを超えろ!というゲームコーナー(なんやそれ)があったんですが、ファンを叫ばせるために「銀河から来たユニコーンレイです!」というEXOド初期の挨拶を言ってくれて、嘘じゃん...になってまた大絶叫でした(ゲームは失敗でしたが)(なんでだよ)  コメントで「EXOは誇らしいチーム」と言っていて、色んなインタビューでEXOに言及していることもまた一緒にやりたいと言っていることも知ってましたが、「EXOのレイ」がレイさんの中でしっかり生きていて、そのアイデンティティにも誇りを持っているところが直接確認できて胸がいっぱいでした。いつか9人のEXOが見られることを切に願っています、本当に..............

 

サプライズ動画と、最後に

ゲームコーナーも終わっていよいよ終盤、会場の皆で集合写真を撮った後に、EXO時代のドーム公演のダイジェスト映像と日本のファンからのメッセージ映像が流れました。私はDVDでしか見たことがなく実際に行ったことはないんですがそれでも泣きそうだったので、当時追っかけてた人は号泣ものだったと思います..............

ファンからのメッセージ映像、私はこういうの共感性羞恥が勝ってしまってなかなか直視できないんですが(おい)、真心がこもった映像で、レイさんがそれを見ながらポロポロ泣いていて、ぎゅーーーっとなりました。うわーーん

後から、これはファンの方発案で、色々なファンが自発的に送った動画や写真を繋げた映像だったと知って、ファンダムも素敵なんかい...になりました。

 

最後に1曲だけプレゼントして帰る、と言うから何で締めるのかな...と思っていたら、まさかの東方神起の「時ヲ止メテ」でした..............東方神起5人時代の日本語曲、レイさんがどういう思いでこの曲を選んだのかわかりませんが、日本のファンに届けるために真剣に曲を選んでくれたのが伝わってとても心にきました。その後1階の通路を全部往復してファン達の顔を見て帰っていったレイさん。表情が優しさと感謝に溢れていて、しばらくレイさんの顔をモニターで眺めてしみじみしていました。最後ステージの真ん中でお辞儀していたレイさんと、金色の紙吹雪の中で客席に向かって愛おしそうに手を振っているレイさんが脳裏に焼き付いてます。パフォーマンスと音楽に対しては強烈なストイックさとプロ意識を感じたけど、本当にファン思いで優しくて真面目な人なんだなあ、、、、そこが地続きにもなってるんだろうけど、、、

この日にレイさんが見る客席を埋めるファンの一人になれてよかったなと思いました。

私はぶっちゃけレイさんがEXOの団体活動に参加しなくなってからは個人活動を細々とウォッチするぐらいしかしておらず、会場にいる人達も、デビュー当時からずっと追いかけているガチファンの人と、最近知って来た人や昔好きで久々に会いに来た人など、グラデーションがある客層だった気がしますが、皆レイさんに心を鷲掴みにされて帰ったんじゃないかと思います。それくらい深い愛情に溢れたイベントでした。

何度も「また来る」と言ってくれた言葉を信じて、私も待ってようと思います。